オプスイン狸塚氏|ワークライフバランス重視なら必見!フリーランス出身のCEOでフルリモート&エンジニアに理解のある環境で働ける
株式会社 オプスイン CEO 代表取締役 狸塚 大樹
プロフィール
株式会社 オプスイン CEO | 代表取締役 狸塚 大樹氏
東京大学経済学部卒業。
ベイカレント・コンサルティングでグローバル製薬会社のデータベース統一や大手人材会社のポータルサイトの構築を経験後、独立。
複数のwebサービス開発に携わった後、「エンジニアがもっといきいきと働き、成果をだせる環境を作りたい」という思いから株式会社オプスインを設立。
フルリモートワーク×チーム開発を主軸にエンジニアの新しい働き方を提案している。
会社概要
ウェブやアプリのシステム開発を行っている会社です。システム開発の中でも、特にTo BやTo C向けのウェブ・アプリを作っています。
開発というと、
ゲームや社内システムという印象があるかと思いますが、
「遠隔医療相談サービス」「動画配信サービス」などの、ユーザーが利用するTo Cやアンケート配信のSaaSシステムなどのTo B向けシステムがメインです。依頼を受けて、受託開発しています。
To Bであれば、アンケート配信のSaaSシステムなどの依頼を受けて、受託開発しています。
なるほど。自社でもサービスを作っていらっしゃるのでしょうか?
会社を大きくしていく中で、今後やっていきたいと考えています。
そうなんですね。現在、外部・社内のエンジニアを含め、何人程度の規模で事業運営をされているのでしょうか?
正社員9名と、外部の開発・テストなどのエンジニアを含めて約30名で運営しています。
HP:https://www.green-japan.com/company/6938
フルリモートのきっかけ
御社はフルリモートワークとお聞きしているのですが、緊急事態宣言になられてから導入されたのでしょうか?
いえ。弊社は創業6期目なのですが、創業当初から在宅・リモートワークです。ですので、緊急事態宣言は関係なく、ずっとフルリモートでした。
そうなのですね!
創業当初から、リモートワークを取り入れたきっかけは何かあったのでしょうか?
私自身がフリーランスのような形態でリモートワークをしていたことがあるのですが「リモートでもきっちりとパフォーマンスができ、評価もいただける」ということに理解がありました。
だからこそ「リモートで働きたいエンジニアも一定数いるだろう」と感じ、創業当初からリモートワークを取り入れました。
フルリモートの課題
リモートワークでは「社員の行動が見えない」などの課題を抱える企業も多いですが、どのように感じていらっしゃりますか?
「社員の行動が見えない」ことが課題だとは思っていません。
私自身、むしろ「しっかりとパフォーマンスを発揮して成果を出せるのであれば、業務中に休憩していても問題ない」と考えています。
リモートワークの働き方といえば、常時ズームを繋いで開発する会社もあると思います。
弊社のスタンスとしては、それにはどちらかといえば反対で、
成果でパフォーマンスをマネジメントして、プロセスについても改善はしながらお任せしていく方向性です。
なるほど。
6年間リモートワークを取り入れている上で、課題はありましたか?
やはり、リモートワークならではの難しさはあると常に実感しています。
特に、入社時のオンボーディングと呼ばれる導入部分ですね。しっかりと期待値のすり合わせを行わないと、対面でなんとなく伝わることも伝わらないので、タスクや目標期限を明確化して文章化する必要があります。
またコミュニケーションの面でも、リモートでは
相手を察することは難しいので工夫が必要です。
例えば、対面時に「体調が悪いです」と言われた場合、顔色などで「帰ったほうがいいですね」「残業にはならないように、タスクを調整しよう」などとお互い判断ができます。リモートでは状況が分からないんですよね。
課題の対処
「体調が悪い」なら、メンバーには「体調が悪いので、休みます」なのか「体調が悪いので定時で終了します」なのか、どうしたいのかを伝えてもらうようにしています。
「察して」ができない前提で、お互いコミュニケーションをとる必要があるなど。
対面時とは変えなければいけない点があるとは常に感じていますね。
それらは、マニュアル化されているのでしょうか?
それとも、事前に説明するなどしているのでしょうか?
マニュアルではないですが、入社時に説明しています。
あとは週1回メンバーでズームミーティングをする際などに、1トピックとして話したりしています。
「体調が悪い」だけでなく「このプロジェクトが少しやばいです」というのも同じで、「やばいから、どうして欲しいのか」までを伝えて欲しいと、お願いしています。
「やばいから、納期を伸ばして欲しい」か「人を入れてください」なのか、察してもらう前提ではなく、求めることを伝えて欲しいと。
なるほど。確かにそうですよね。
どうやばいのかも、普段の状況を見ていないので分からないですもんね。
そうなんです。
しかも「やばい」といった言葉も、気軽に使う人もいれば、本当に大変な状況の時にしか使わない方もいます。言葉も人それぞれ使い方が違うんです。
対面の時のテンションで伝わることが、テキストだと伝わりにくい部分があるので「伝える側は最後まで伝える」「聞く側は深読みしない」ように気をつけていますね。
気軽に言う「やばい」の時もあるので、
深読みしすぎるのもよくないんです。
だからこそ、テキストで伝える側になるときは「やばい」の後に絵文字を使うなど、文脈によって使い分けるテキストコミュニケーションをとることを推奨していますね。
リモートでのマネジメントについて
リモートでのマネジメントは、成果物の管理なのでしょうか?
基本的には成果物ベースで対話をしています。
もちろん勤怠の管理や、業務の進捗確認もしていますが、できた成果物に対してしっかりと向き合い、評価していくのがマネジメントの基本だと思っています。
オプスインだけのエンジニア想いな取り組み
他に「こんなこと取り組んでいます」というのはありますか?
今取り組み中の制度があります。
「主体的に働きたい」と思える制度づくりをしたいと考え、リモートワークなので監視は効果を発揮しないと思っていたことから「プロジェクトリーダー層へ、プロジェクトの利益の一部をお支払いする制度」を作っています。
私自身はPLを見ますし、
PLメンバーは各プロジェクトメンバーを“じぶんごと”のように感じて管理していけるように、この制度を導入してみています。
めっちゃ面白いですね!初めて聴きました!!
技術者のインセンティブ制度!!
もちろん今後これに対して課題も出てくるかもしれないです。あまりに大きい割合になると、それもまた問題になりますし。
ただリモートワークの中でも“じぶんごと”に捉えてマネジメントを行ってもらうための手段・スパイスとして、この制度を調整しているところです。
リモートワークの評価について
リモートワークでは、どのようにエンジニアを評価しているのでしょうか?
人事評価としては、1年に1回面談をしてプロジェクトの振り返りをしながら決めています。
メンバーの役割によって、評価することは違ってくると思います。
プロジェクトリーダーであれば「プロジェクトでお客様に対して適切な納期で対応できているのか」「お客様からリピートがあるのか」「お客様からの評価を得られているのか」「内部のコスト管理も含め、プロジェクトの利益がしっかりと出ているか」といった感じですね。
各開発メンバーの場合は「PLのサポートができているか」「自分が作った見積もりに対し、精度の高いコードがコミットできているか」といった感じですね。
開発環境・雇用形態について
お客様の要望にお応えする部分はありますが、特に指定がなければサーバーサイドはRuby on Railsで、フロント側はReactやViewを使用しています。
アプリであれば、各自ネイティブで書くこともありますし、Flutterで開発することもよくありますね。
Flutterのエンジニアを探すのは大変ではないですか?(笑)
そうですね(笑)数名の方と長くお仕事をさせていただいていますね。
基本的には、週5日働いていただける方を優先して参画していただいています。
ただ中には、副業として参画していただいている方もいます!
副業の方だと、週何時間程度の勤務をされていらっしゃりますか?
そうですね…。
副業メンバーの人数は多くはないですが、週16時間程度勤務のメンバーもいますね。
カルチャーフィットする人材・採用基準
御社のカルチャーにフィットすると思われる人材について教えてください。
「ワークライフバランスを重視しながらも、仕事面で出来ることを増やしていきたい。でも、家のこともちゃんとしたい。」といった方に向いていると思います。
弊社には子育て世代のエンジニアが多く、私自身もその1人で、もうすぐ2人目の子供が生まれるんです。そういった人にも働きやすい気がします。
育児・仕事を両立できますし、PLの制度があることもあって裁量が大きいので、働く上で自由さも求めている人にはとてもマッチすると思います。
社員さんは全国に散らばっていらっしゃるんでしょうか?
そうですね。沖縄・福岡・愛知・高知など、本当に様々です。
あります。
コーディング試験を受けてもらうので、コーディング試験が通るのかどうかが1つですね。あとは面談の中で、今までのご経験やリモートワークでのコミュニケーションが可能かどうかを見ていますね。
また、指示待ちではなく、手が空いていたら「次これやりますね」と自発的に表明してくれるなどの姿勢・率先力も大事になってきますね。
エンジニア採用の難しさ
御社はフルリモートなので、応募人数も多いように思うのですが、エンジニア採用で課題はありますか?
ありますね。
採用を拡大していきたいという想いがあるので、認知を拡大していきたいと思っています。
採用拡大というのは「正社員を増やす」ということでしょうか?
メインは、
正社員を募集していますね。
業務委託でも優秀な方がいればとは思いますが、なるべく長く一緒に働きたいという想いがあるので、なるべく正社員がいいなと思っています。
御社のエンジニアから、会社に入って変わったことなどの感想・声などはありましたか?
Wantedlyで、社員にインタビューして「社員の声」を載せています。
▶︎社員の声はこちら
https://www.wantedly.com/companies/ops-in/post_articles/298818
https://www.wantedly.com/companies/ops-in/post_articles/283778
今後の事業方針・採用方針
最後に、今後の事業方針・採用方針について教えてください。
今後も、
一定の規模まで会社を拡大していきたいと思っています。
会社規模が一定の大きさ(全体として100名程度)の組織になれば、おそらく会社の資金余力もできているはずなので、投資をして内部で新規の事業を作ることも選択肢の1つとして考えています。
そのために、プロジェクトリーダー・開発メンバー・ディレクター・スタッフ含めて、各メンバーを採用していく必要があると思っています。
HP:https://ops-in.com/
採用HP:https://www.green-japan.com/company/6938
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投稿者プロフィール
柳 恭平
リモートビズ運営責任者。約3年間のフリーランスの経験をしてリモートビズに参画。 営業,企画,マーケ,広報,エンジニア対応とマルチに対応。最近ではPythonを使った業務効率化する方法を習得中。