Timers CTO& 共同創業者 SHIINA |補助・イベントも多数のベンチャー企業CTOに聞く「採用要件と面接で見るポイント」
Timers CTO& 共同創業者 椎名アマド氏
プロフィール
Timers CTO& 共同創業者 | 椎名アマド(SHIINA AHMAD)氏
2009年早稲田大学国際教養学部を卒業後、株式会社DeNA に入社。モバゲースマートフォン版の立ち上げ、スマートフォンアプリ向けゲームエンジン開発マネジメントなどを担当。
2012年に同社を退社し、Timers inc.を共同創業。CTO兼プロダクトオーナーとして技術戦略、エンジニア採用、加えてアプリ事業全般のプロダクト開発戦略を統括。
事業内容
Fammの中でも、最も力を入れているのが「家族向けモバイルアプリケーション」です。家族アプリとして、家族間で写真・動画の共有や印刷ができる以外に、オリジナルの商品を購入できる機能が揃っています。
このようにモバイルアプリを中心として、オンラインとオフラインを連携させたサービスを提供しています。
何かあったのでしょうか?
WEBデザインは在宅ワークとの相性がいいことに加えて、ベビーシッターの派遣も融合させることで、ママにとって1番最適な形のスクールを模索して提供しています。
ママとっては移動時間などを短縮できるので、結果的に良かったのかなと思っています。
【株式会社Timers】https://timers-inc.com/
椎名さんのキャリア
2年目にプロジェクトマネージャーとして案件に携わる中でTimersの共同創業者と知り合い、会社を始めました。起業し始めた当初は人を雇うお金もないので、とにかくコードを書いていましたね。
CTOに必要なスキルセットについて
それは「事業を伸ばすために、どの機能をつけるか」という企画の話ではなく、「この開発プロジェクトには、工数は何日かかり、人員は何人で、単価はこのくらいだ。その場合、コストとして何円くらいかかる。そして、リターンとしてこの程度は見込める」といった考え方ができるか、ということですね。
そして、情熱や想いも大事だと思います。時には「これを自動化しないと、競合に勝てない」といった強く熱いメッセージ・言葉遣いをすることもありますね。
「何円分の効果がある」とも言えない部分なので、「採用に影響がある」「エンジニアのモチベーションにも影響がある」といった、定性的メリットを伝えられるようになる必要があると思います。
もちろん理想は広く深くなのですが、それは非常に難しいので、まずは多少浅くても広く様々な技術分野を勉強しておくことをお勧めします。
組織としては、1つの技術に縛られると意思決定ができなくなってしまう場面があるので、“どのような状況下でもお手上げにならないようにする”という意識が重要だと思います。
リモートワークについて
弊社はコロナ前からリモートワークを取り入れていたので、月に1・2回はリモートワークをするような形でした。
業務効率化
これにより、検索性がとても高まるんです。後で見返したときに、検索して解決することができるので、オンラインやオフライン関係なく対処することができます。
なので弊社の開発チームでは、任意参加の雑談タイムを毎日30分設定し、くだらない話をしたりします。あとはSlackで何気ないつぶやきもして、少しでも日々の感情をメンバー同士で共有することで、オフラインでの雑談の代わりにしています。
これは、巡り巡って組織力になってくると思っています。
それ以外にもオンライン飲み会を開催したり、会社としてリモートでのコミュニケーション促進を行っています。
ちゃんとした催し物として、イベントでは司会がきちんと進行してくれます。
エンジニア採用の課題
ただ基準を超えた人材の中での評価は、判断する難易度が高いです。「技術力はどちらも備えているけど、枠は1つ。誰にするべきか」といった場面が多く、採用において難しいと感じています。
エンジニアの採用要件
実際に仕事をしている時に、調べることを禁止されていることってないですよね。それと同じで、その問題を解くために必要なことを調べてもいいので、色々なツールを活用してもいいので「どのように問題を解くのか」「どのように開発を進めるのか」を見せてもらいます。
つまり、Googleの『Team Geek』という本に出てくるHRT(ハート)ですね。大きな開発をするときには、技術力が高い人だけではなくてH(ヒューミニティー:謙虚さ)R(リスペクト:尊敬)T(トラスト:信頼)を持っている人を採用するように意識しています。
ポジティブ・プラスな面では、コミュニケーション能力を見ています。新しい機能を作る中で、設計の議論も結構するんです。技術的な意思決定をする際に「この技術の場合は、このようなメリット・デメリットがある」などと話ができないとダメなので、論理的に考えて発言できる能力を見ています。
弊社は採用募集人数も絞っているので「この人がいたから会社の技術力・組織力が一段と向上した」と思える人に、内定を出しています。
今後の採用方針と事業展開
さらに、何か強く光るものがあれば尚良しですね。
1つのテクノロジーの力で家族を支えていき、最終的には「子供が生まれたらまずはFammを登録する」「子育てに悩んだときも、Fammならソリューションがある」と思っていただけるプラットフォームにしたいです。
【株式会社Timers】https://timers-inc.com/
リモートビズでは、完全リモートのエンド直案件のみをご紹介いたします。
これまで、案件を紹介したエンジニアは常駐で勤務していた方が「収入が上がった」や「好きな時間で働ける」など数々の実績をあげております。また、今回ご紹介した企業様もご紹介することが可能です。
リモートワークの求人やお仕事の相談なら、是非リモートビズまでご連絡ください。